廃線がささやかれる広島県と岡山県を結ぶ芸備線。
芸備線の歴史は古く、かつては基幹産業である製鉄産業にはなくてはならない運搬路でした。
そんな芸備線の魅力を少しづつ紹介していきます。
岡山-広島-島根を結ぶ備後落合駅
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備後落合駅は、広島県庄原市西城町にあり、
芸備線と木次線が発着する駅でもあります。
土日と祝日には木次線から「トロッコ列車 奥出雲おろち号」が発着し、
特に紅葉の時期には多くのお客様が訪れます。
元国鉄職員の方が、管理されていて駅舎内はいつもきれいに整えられています。
おろち号が到着した際には、国鉄時代のエピソードやスイッチバック式の
説明もきくことができます。
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午後2時30分ごろには 芸備線の広島方面行と岡山方面行の列車が落ち合っています。
こんな写真も撮ることができます。現在三次から新見駅まで残念ながら直通のものは
なく、落合駅で乗り換えとなります。ですので、例えば備後庄原駅から東城駅を目指すと
備後落合駅で新見行の列車に乗り換えることになります。
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標高612mの位置にある道後山駅
備後落合駅から東方面へ走る新見行の列車にのると次の駅は道後山駅です。
備後落合駅から、三つの鉄橋を通りひたすら山の稜線をのぼっていきます。
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落合駅を出て、二番目にわたる鉄橋、
宮の脇鉄橋です。
撮り鉄の方々には人気の鉄橋です。
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落合駅をでて三番目にわたる鉄橋
小鳥原第一鉄橋。この鉄橋は中国地方で
一番高い橋梁です。(地上というか川の中
にも支柱が立っているのでその高さは30m
あります)
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道後山駅の周りは、現在はほとんど何もない状態ですが、
かつてはすぐそばにスキー場があり、駅を出てすぐのところに
国鉄の案内所が設けてありました。(現在は消防車庫)
民宿などもあり、定期的にバスも通っていたそうです。
なにもないけれど、かつての栄華が見て取れる不思議な秘境の駅。
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豊かな盆地小奴可駅
道後山駅を出て山を下っていくと開けた豊かな農村地帯が広がります。土壌にも恵まれているのでリンゴ栽培も盛んです。
小奴可駅はタクシー会社が隣接しており、山間部の中にあってこの辺りは比較的生活のしやすい集落となっています。